2005/5

怒濤のはずのGWもそこそこノンビリムードのまま終了いたしました。特に事故やトラブルも無く無事に過ごせたのも参加いただいた皆様のご協力あってこそと、感謝感謝でございます。

さて、GWからの海洋情報です。
今年のGWは序盤こそ19度の潮に泣かされる日もありましたが、日に日に水温や透明度も良好になり、結局、いい時では水温25℃、透視度は20m超と予想以上のコンディションとなりました。

大型回遊魚こそあまり現れませんでしたが、コブシメの繁殖行動、数種類のベラの求愛や産卵、テンジクダイの仲間はあちこちでせっせとマウスブリーディング、カクレエビの仲間もその透明な体よりもはっきりした存在感の卵を抱え、いろいろなウミウシたちは伴侶を求め種類ごとに集まり始め、その産卵も始まっています。30センチはあろうミカドウミウシが数匹並んだ日には不気味さ全開です。

もちろんウミガメはあちこちでその姿を見かけますし、潮通しのいい場所ではウメイロモドキの魚群や大型のマダラトビエイが優雅に泳ぐさまも確認できました。

挙句の果てには体験ダイビングでタイワンカマスの群れ、ムロアジの群れ、数本のヒラマサ、ちっちゃなカンパチの群れ。果ては、日頃見かけないはずのソトイワシ(愛用の図鑑を見たら出てないんですね、この魚・・・。)が大挙して群れを形成し、向こう側が見えないほど・・・。

体験ダイビングでもこんなことがあるんですね。

屋久島の海はこれからどんどん賑やかになってきそうです。

GWには一時25度にまで上がった水温も、一部、再び下降して(ポイントにもよりますが)現在23~25℃。日々潜っている身としては。上り調子の水温と下り調子の水温では同じ温度でも下り調子のほうが寒く感じます。

さて、今回はちょっと趣向を変えて淡水域の情報など。
日差しも暖かくなってきたので、ちょっとは水も温んできたことを期待して撮影ポイントへ・・・。

先月は足をつけると突き刺すように寒さを感じましたが今回は冷たいなりになんとかなりそうだったので潜ってはみましたが、その水温は実に、15~16℃。黒潮の恵みに慣れた体にはかなり堪える水温でした。

GWの増水時に流れ込んだものでしょうか、川底の一部には木の葉が山のように堆積しています。

それでも魚たちは非常に活発に行動していて、ヨシノボリの仲間は夏場に比べて少なく感じたものの、1cm程度の個体から10センチ程度の成魚までが混在しており、小さいものは成魚に食われそうな場面もあり、淡水域の生存競争の厳しさをうかがわせます。

テナガエビは大きい個体が所々で確認できますが、岩の隙間や木の陰などに隠れていて、まだあまり表には出てきていないようです。

ボウズハゼは大型のものは普段どおり水底で岩肌を舐めながらチョロチョロ動いていますが2cm程度の小型の個体はまるで仔鮎のように流れの速い場所を泳ぎ続けています。

チチブはあちこちでお見合いの状態が続いています。ディスプレイのようにも見えるのですが確信がもてません。継続して観察していきたいと思います。

水温などの関係でまだまだお客様を連れて行ける状態でもなさそうですが、海とは違う少々冷たい春が訪れてきているようです。

例によって、久しぶりの海洋情報です。
今月後半はなぜか水温は下がったまま、22~24℃。なぜかいまさら流れ藻があちこちでちらほらと見えております。透視度はまあまあの15~20m。ハナヒゲウツボやジョーフィッシュ、ハダカハオコゼなどの定番人気者たちは比較的安定して見られています。ツムブリやカンパチなどの回遊魚は運しだいではありますがやはりそこそこ確認できます。ごく浅い場所では今年初のロウニンアジも確認。でももっと暖かい水温で出会いたいですね。
先週から今週にかけて、ハンマーヘッドとも遭遇が複数回ありました。といっても初めはボート上から数匹のハンマーが泳ぐ様を確認するだけでしたが、その後数日は一応水中でも遭遇。それなのに手元にあったカメラは、船上からハンマーを見たときはフィッシュアイ、水中で遭遇したときは100ミリマクロ、一番近くで見れたときは体験ダイビング中と、結局自分ではい一枚もカメラに収めることはできず、自分の撮影運のなさを痛感させられた出会いでありました。
淡水域では、アユとボウズハゼが遡上をはじめています。
どちらも小さいので、撮影は困難と思いますが、場所によっては残タンクでチャレンジもできそうなので、もし興味のある方は一声おかけください。ただし水温は16~18℃。覚悟を決めてからチャレンジです。

 

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