気になる・・・。“寄るが吉!!”

気になる・・・。“寄るが吉!!”

どうしても、クリアな水と明るい太陽で狙いたくなる“フィッシュアイレンズ”。

でかい群れとか豪快な地形がやはり狙いたくなるもののですが、このレンズは決して大物専用、あるいは豪快地形専用レンズというわけではありません。

この手の広角レンズのもう一つの利点として、「思い切り寄れる」ということ、「寄っても広く写せる」、そして、「ピンが深い」(ピントの合う幅が広い)というのがあります。

この特性は、実は濁り気味の海でも大活躍な代物なのです。

濁った水は、被写体から離れれば離れるほどどんどんぼんやりした写真になってしまいます。ならば、距離をつめて寄って撮ればぼんやり感はどんどんなくなります。

ところが、寄って撮ろうとすると写る範囲がどんどん狭くなってしまいます。

そこで広角レンズやフィッシュアイレンズの登場です。

思い切り寄ってもだいぶ広い範囲を写せるので、近接風景撮影とも呼べる撮影が可能です。さらにフィッシュアイレンズならば、地形などを大げさに変形させてデフォルメさせることも可能です。

この写真では、手前のキンギョハナダイまでレンズ前十数センチ。実はだいぶ小さい子達の魚群です。そして、上の空は、実際にはこんなに狭い穴から覗きあげるような感じではありません。肉眼で見ればもっと広く感じるはずですが、中央部の魚群や岩が強調されて、穴から空を見るように写ったりしてます。

グイッと寄って撮影すると思いのほかクリアでダイナミックなな写真が撮れるもの・・・。

寄るが吉!

おまけに明るい背景を入れると水が青く見えたりするからさらに吉!!!

遊び心ひとつでもっと広角レンズは楽しめるはずです。

良い写真とか気にしすぎず、思い切り寄って思い切り楽しんでシャッターを切ってみると今まで以上に楽しめるはずだと思いますよ!!

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