JUDF・指導員研修会報告 (単にオーナーの日記です)

まあ今回は単にオーナーの日記です

JUDF(全日本潜水連盟)という潜水指導団体があります。

昨今、あまりメジャーではありませんが、かくいう、わたくし榎田もこちらの指導員をやっております。何しろ37年前に産声を上げた古い指導団体で、その営利を求めない姿勢と、体育会的姿勢から,ダイビングショップにはいまいち人気が無く、もうひとつ盛り上がりには欠けておるようですが、いまだ潜水界の重鎮にはその関係者も多数おります。

今回、そのJUDFシステム、及び指導基準等の一新に伴い現役指導員を対象にした研修会がありました。

参加者の面々が、どっちかというと古参の方々ばかりで、なにしろ今では考えられない、寝る間もないような7~10日にわたる無茶苦茶に厳しいITC(インストラクタートレーニングコース。言ってみれば地獄の合宿でございます)しかも、なかでも体育会で超キツイと言われていた時代のJUDFのITCを潜り抜けてきた歴戦のつわものばかり。当然のごとくみんなしてノリが体育会・・・・。

今回も研修の案内が来たときから、どれだけ苛められる鍛えられるかそりゃあドキドキしたものです。

そして会場は日本のダイビングの虎の穴(表現古すぎ。しかも今は違うのでしょうね、きっと)伊豆海洋公園と来たもんだ。
O/Wも実はこのIOPで講習を受け、初めて潜ったのもここの海。とったカードも今はもう見ることのないIOPカード。
なぜかその後もここではジャンジャン鍛えられた記憶が山のようにあり、つらい楽しい思い出が山のように脳裏をよぎります。
そして、今回の参加者で私が最年少と来れば、その緊張は増すばかり・・・。

結局天候のせいもありますが、今回も海の時間よりも圧倒的にプールの時間のほうが長く、やっぱりこうなるかと思える感じでした(笑)

dscf1884(懐かしのIOP50Mプール。若かりし日は幾度となくここの海水をしこたま飲んだものです・・・。)

幸い今回はさすがベテランインストラクターが揃ったこともあり、昔のような苛め教育的なトレーニングはあまり無く、思ったよりはやわらかい雰囲気のなか、研修が進みました。

タイミングよく伊豆としては素晴らしい透明度と、屋久島よりは寒いとは言えそれでも極寒と言わずに過ごせる水温。
なにより、10数年ぶりの伊豆の海(しかもお出かけして潜ることも10数年ぶり)はとても新鮮でした。

潜水時間は非常に短かったものの、こちらとは違う海を体の芯まで染み入るほどに感じさせてもらいました。
残念なのはカメラを持っていなかったこと・・・。(だって研修なんですもん・・・。)

とにもかくにも、よその海というのはいろいろな意味でいい刺激を与えてくれます。
僕らの当たり前とは違う常識とか、昔の感覚を鮮烈に思い出させてくれたりとか、これからのYMSに反映させていくべき課題もいくつか見えてきた気がします。

結局、あとはレポートやら何やらの宿題は残っているものの研修自体は無事に終了。

大変充実した指導員研修会でありました。

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