日毎に近くのものがどんどん見えなくなってきてしまう謎の症状と戦っておりますが、こりゃ絶対勝てないなと諦めがついてきた今日このごろ。皆様いかがお過ごしでしょうか?
この症状に効くブレーキらしきものが見つかるでなく、着々と進行し続ける老眼。もう素直に認める以外の選択肢はなくなりました(笑)
屋久島の海の中でも、どうやってもミリ以下みたいな超超小物なんて昔みたいにヒョイヒョイ見つかるわけもなくなりいまでは数ミリサイズも相当怪しい(笑)
とはいうものの、案外色で認識できるものも少なくないことに気づきまして。
上の奴らなんかは鮮やかな色味で何となく見つけることができるありがたい子。
そして下の子はド派手な上に数センチというとてもとてもありがたい子。
こいつらだったらけっこう離れたところから色で認識できるもんね。
移住直後からけっこう数もいたし、サイズもデカイし、派手だし、ガイドではどれだけその恩恵にあずかってきたことか。
気分はもう「嗚呼。麗しのシンデレラ!!」なわけですよ。
こういう極彩色系のウミウシはもうホント目に優しい生き物なわけで、ガイドする側としては絶対頭が上がらないってくらい有り難くて有り難くて。
で、いったん見つけたら、お客さんの視力や、カメラのAFにお任せという(笑)
さて、ガッツリ老眼になってからつくづく思うのは、「人ほど視力に依存しない生き物たちの世界観(認知マップ?)ってどうなってるんだろうな?」ってこと。
わりかし目の大きい連中が多い魚なんかは視覚の依存度も高くて人とも知覚が通じる部分がありそうだけど、ウミウシとかどう考えても人と同じような視覚認識とは思えない。
匂いなんかもう、人の生理的特性やダイバーの装備特性上、これはもう水中で絶対味わえないものを、さらにどうやってどんな認知処理をしてマッピングしてるんだか。
音だって音としてじゃなくてもっと振動として伝達されるわけだから、聴覚っていうより風のの感触とか水の触覚とかそんなのに近いのかなとかね。
それぞれの感覚器官を通じて認知マップをつくってるんだろうけど、ぜひぜひ、一度それを体験してみたいなと・・・。
脳味噌ごと入れ替えるくらいじゃきっと出来ないようなめくるめく体験だったりしないかなあ(笑)