冷たい潮がなかなか抜け切らない今日この頃。いつものようにボートダイビングをしていると、なじみのクリーニングステーション（大きな魚が小さな魚やエビに体を掃除してもらう場所）なにやら微妙に1M程の丸太様のものが3本ゴロンゴロンと転がっております。「？？？」と忍び寄ってみると、こちらではあまり見ることのない“スギ”でありました。マンタやらジンベイやら大物のパイロットフィッシュとして出現するこいつらが、しかも砂地に落っこちているという摩訶不思議な光景にさらに「？？？？？」な私・・・。
するとわれわれに気付いたスギはふわりと泳ぎだしました。われわれの死角からももう数匹が泳ぎ出てきます。
「逃げられる！！」 と、思ったのにその近くをゆるゆると泳ぎ回って逃げ去る気配がありません。さらに僕の「？？？？？？？？」が増えたその時。やっとその原因がわかりました。
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こいつです。
別のときに撮っていた2枚の写真ですが、その大きさや尻尾のちぎれ具合もこんな感じ。
こいつがブワッと泳ぎだしたのです。
するとそのあとをおってスギも泳ぎ去っていきます。どうやらこのえらく大きなマダラエイのパイロットフィッシュとしてついてきたものの、すっかり岩陰に腰をすえていたマダラエイと一緒に砂地に転がっていたようです。
う～～ん。なんだかとっても得をした気分！
天気も良かったし、きっと出逢えたであろう、七夕の幸せのおすそ分けだったということにしておきましょう。
