やっと静かな海になったかなぁ?どうかなぁ?というなんとも微妙な海況が続く今日この頃。
透視度はそこそこ安定していて20~25m程度。しかしながらうねりの影響を受けていた場所では10~15m程度になっています。
水温はほんの少し下がったような気がしないでもない28~29度前後での推移です。
何故か今年はキビナゴがほとんど姿を見せず。当然回遊魚も出ても少なかったり小さかったりと、どうにも調子が出ず、出現率はいまいち。
とはいえニザダイが壁のように出てきたり、ウメイロモドキがさーっと目の前を通り過ぎたり、ワイドの雰囲気としてはバッチリです。
馴染みのジョーフィッシュは相変わらず引きこもりぎみ。蓋をそっと開けると閉めに顔を出すのですが、やはり無理やりはよろしくないので最近は自粛中です。
それでも一旦出てくればいいモデルなのでご機嫌を伺いつつレンズを向けております。
ケラマハナダイは相変わらず激しい戦いを繰り広げております。
ぶつかる瞬間の音が聞ければラッキーなので見かけたら耳をすましてみてください。
スミレナガハナダイの求愛は日々激しさを増しており、婚姻色も見事に出ています。ただ、激しい動きで上下に泳ぎ回るのでコンデジで追いかけるのが一苦労なのが泣き所。枚数を撮ってカバーしましょう。
まあ、いくら激しい動きといっても直接けんかをする訳ではないので平和といえば平和な光景でしょう。
そうそうポイントによっては、性転換中のオカマちゃんも確認できています。
対してハナゴンベは(あくまで普段に比べて)少々よりにくいようです。それでも充分撮影できますし、さらにそっと寄ればかなり接近することも可能です。
最近、時折ルリヤッコの姿を見かけます。
かなり神経質なようですので、見かけたら遠くからお客様を読んでそっと接近を試みていますが、撮影できる距離まで近づいたお客様はまだいらっしゃいません。腕に自信のある方はぜひチャレンジを・・・。
極小ピグミーシーホースも、ちと深いながらも(といっても30m以浅)確認できています。小さすぎて捜すのが厄介ですが一旦見つかれば逃げることもないので、やさしくそおっと観察し
てあげてください。
先日はネムリブカが眠らずに岩陰で数匹がウロウロというかオロオロというか泳ぎ回っていました。お客様がカメラを向けても頑なに岩陰から出ることなく落ち着きないようすでした。
お客様は「カメが見たい!!カメが見たい!」と願っていたようですが結局出たのはサメだったというなんとも微妙なオチ・・・。
まあ、結局そのあとでちゃんとカメも出てきたのでめでたしめでたしということで・・・。
河川ダイビングは、いつも子どもたちやカヌーの皆様にすっかり場所を占拠されているのでとりあえずしばらくは様子見です。
まあ、もともと島の川は、夏休みの間は子どもたちのものみたいなもの。
ステキな夏休みのために僕たちはもうすこし遠慮しておくことにしましょう。
盆もあけたことですし、これからはだんだん潜れるようになるとおもうのですが・・・。
月も半ば。いよいよ夏の最盛期となります。
月の初めから台風やらなんやらでいろいろとバタバタでございました。
そんな台風の影響もやっとほぼ消えて、多少の波は残る日もありますが、すっかり透明度もよろしくなっております。
昨日については30m近く見えるポイントもありました。
水温はさすがに30度の場所はほぼ見当たらなくなりましたがそれでも29℃程度の高めの水温が続いています。あちこちから聞こえてくるサンゴの白化などへの不安もまだ完全には拭えない気がします。
ケラマハナダイはオス同士が激しく争いを繰り広げ“ガツッ”っとぶつかり合う光景も割りとかんたんに確認できます。
小さいパッチでのカシワハナダイは、同種のみならず、ケラマハナダイ、キンギョハナダイにまでディスプレイを繰り広げており非常にお盛んです。いかんせん結果に結びついてはいないような気もしますが・・・。
馴染みのジョーフィッシュは台風2連発の後、少々引きこもり気味。巣穴に蓋をして居留守を使うことが多くなっています。
オドリハゼはなかなか引っ込まない強気な子が一匹いるのですが、非常に小柄な個体なため結局寄れても写真には撮りにくいという微妙な状況です。
ウミガメは思い切り間近でにらめっこ状態になったりして、手堅いスタートして連日搭乗してくれています。
恥ずかしがり屋のゼブラウツボについては見られたり見られなかったりの不確定な日々が続いています。
マジマクロイシモチはまだまだマウスブリーディング中の固体を見つけることがあります。意外と長期間にわたり続いているようです。
地味なビーチのウミウシの多い壁では何故かブチウミウシがあちこちで見つけられます。その周りにはアデヤカミノウミウシがこれまたあっちにもこっちにも。先日はその横ででかいミカドウミウシが全力疾走をしていました。このまま泳ぎだしゃせんかいナと見ていましたが、残念ながらそのまま走り去っていってしまいました。
最近、新しいカメラシステムを試したいお客様。初めてカメラを持ち込むお客様など、撮影を楽しむお客様が多いので、人気のウミガメ(かぶりつきで)狙いや、狭いエリアでじっくり考えながら撮影タイムなど、お気軽撮影大会が日々続いております。
カメラの設定や構図などに一つ一つに時間をかけられることもありお客様には好評です。
撮影しながらも、普段よりじっくりと生物たちと向かい合えるため、シャッターを切らずに生き物をじっくりと観察してしまうお客様も出てきています。
思わぬ可愛さや不思議なしぐさを見つけたお客様がとても楽しそうにしているのでこちらまで口元が緩んでしまいます。