現在、ダイビングにおいては台風の大きな影響は見受けられません。
けっこう良好な海況です。ですが山のほうでは縄文杉へのメインルートである登山口までの道路が崩壊して、一月前後は復旧に時間がかかるという情報が入っております。縄文杉への予定のある方は、必ず事前の情報収集をされることをお勧めいたします。
さて、台風が通り過ぎて魚たちもやっと思うように活動できるようになったのでしょうか。ほとんどの魚たちが巣の復旧作業やお腹を満たすべく採餌活動に勤しんでいたようです。
透視度もいい感じに20Mくらいはいける感じ。台風直後には水温は24~27度とばらつきはありましたが、今は27℃程度で推移しています。
ウミガメは台風前と変わらず相変わらずのんびりしすぎ。さわれるくらいまでよれちゃうのもどうだろう???です。ケラマハナダイのオスは激しい戦いを繰り広げており、耳を澄ますとぶつかった瞬間の音が聞こえてきます。ちっこいけれども迫力満点です。
そしてイザヨイベンケイハゼ。相変わらず一瞬だけの確認です。もちろん僕だけ。お客様すいませんでした。
アミの仲間があちこちでドーンと沸いているので、それを追って小型魚、そしてそれを追ってムロアジなど、さらにそれを追ってかどうか(?)、ツムブリやロウニンアジも確認できました。
コブシメは何匹かで産卵をしています。複数匹が絡むと一気に動きが面白くなりますし至近距離かで観察できるようになるので大歓迎です。
ジョーフィッシュは巣穴の復旧を終えているようですが、こころなしかやつれて見えるのは気のせいでしょうか???
カクレエビやソメワケベラたちは踊りながらちゃんと手のひらに載ってクリーニングをしてくれます。
浅場のキンチャクガニはばっちりあちこちで見られますが、同じ場所でもフリソデエビ、ヒメキンチャクガニはまだ行方不明の未確認なので、しばらく捜索を続けることにします。
シンデレラウミウシはあちこちで産卵が見受けられます。まるで台風で何かスイッチが入ったようです。