怒濤のはずのGWもそこそこノンビリムードのまま終了いたしました。特に事故やトラブルも無く無事に過ごせたのも参加いただいた皆様のご協力あってこそと、感謝感謝でございます。
さて、GWからの海洋情報です。
今年のGWは序盤こそ19度の潮に泣かされる日もありましたが、日に日に水温や透明度も良好になり、結局、いい時では水温25℃、透視度は20m超と予想以上のコンディションとなりました。
大型回遊魚こそあまり現れませんでしたが、コブシメの繁殖行動、数種類のベラの求愛や産卵、テンジクダイの仲間はあちこちでせっせとマウスブリーディング、カクレエビの仲間もその透明な体よりもはっきりした存在感の卵を抱え、いろいろなウミウシたちは伴侶を求め種類ごとに集まり始め、その産卵も始まっています。30センチはあろうミカドウミウシが数匹並んだ日には不気味さ全開です。
もちろんウミガメはあちこちでその姿を見かけますし、潮通しのいい場所ではウメイロモドキの魚群や大型のマダラトビエイが優雅に泳ぐさまも確認できました。
挙句の果てには体験ダイビングでタイワンカマスの群れ、ムロアジの群れ、数本のヒラマサ、ちっちゃなカンパチの群れ。果ては、日頃見かけないはずのソトイワシ(愛用の図鑑を見たら出てないんですね、この魚・・・。)が大挙して群れを形成し、向こう側が見えないほど・・・。
体験ダイビングでもこんなことがあるんですね。
屋久島の海はこれからどんどん賑やかになってきそうです。