GWには一時25度にまで上がった水温も、一部、再び下降して(ポイントにもよりますが)現在23~25℃。日々潜っている身としては。上り調子の水温と下り調子の水温では同じ温度でも下り調子のほうが寒く感じます。
さて、今回はちょっと趣向を変えて淡水域の情報など。
日差しも暖かくなってきたので、ちょっとは水も温んできたことを期待して撮影ポイントへ・・・。
先月は足をつけると突き刺すように寒さを感じましたが今回は冷たいなりになんとかなりそうだったので潜ってはみましたが、その水温は実に、15~16℃。黒潮の恵みに慣れた体にはかなり堪える水温でした。
GWの増水時に流れ込んだものでしょうか、川底の一部には木の葉が山のように堆積しています。
それでも魚たちは非常に活発に行動していて、ヨシノボリの仲間は夏場に比べて少なく感じたものの、1cm程度の個体から10センチ程度の成魚までが混在しており、小さいものは成魚に食われそうな場面もあり、淡水域の生存競争の厳しさをうかがわせます。
テナガエビは大きい個体が所々で確認できますが、岩の隙間や木の陰などに隠れていて、まだあまり表には出てきていないようです。
ボウズハゼは大型のものは普段どおり水底で岩肌を舐めながらチョロチョロ動いていますが2cm程度の小型の個体はまるで仔鮎のように流れの速い場所を泳ぎ続けています。
チチブはあちこちでお見合いの状態が続いています。ディスプレイのようにも見えるのですが確信がもてません。継続して観察していきたいと思います。
水温などの関係でまだまだお客様を連れて行ける状態でもなさそうですが、海とは違う少々冷たい春が訪れてきているようです。