月も半ば。いよいよ夏の最盛期となります。
月の初めから台風やらなんやらでいろいろとバタバタでございました。
そんな台風の影響もやっとほぼ消えて、多少の波は残る日もありますが、すっかり透明度もよろしくなっております。
昨日については30m近く見えるポイントもありました。
水温はさすがに30度の場所はほぼ見当たらなくなりましたがそれでも29℃程度の高めの水温が続いています。あちこちから聞こえてくるサンゴの白化などへの不安もまだ完全には拭えない気がします。
ケラマハナダイはオス同士が激しく争いを繰り広げ“ガツッ”っとぶつかり合う光景も割りとかんたんに確認できます。
小さいパッチでのカシワハナダイは、同種のみならず、ケラマハナダイ、キンギョハナダイにまでディスプレイを繰り広げており非常にお盛んです。いかんせん結果に結びついてはいないような気もしますが・・・。
馴染みのジョーフィッシュは台風2連発の後、少々引きこもり気味。巣穴に蓋をして居留守を使うことが多くなっています。
オドリハゼはなかなか引っ込まない強気な子が一匹いるのですが、非常に小柄な個体なため結局寄れても写真には撮りにくいという微妙な状況です。
ウミガメは思い切り間近でにらめっこ状態になったりして、手堅いスタートして連日搭乗してくれています。
恥ずかしがり屋のゼブラウツボについては見られたり見られなかったりの不確定な日々が続いています。
マジマクロイシモチはまだまだマウスブリーディング中の固体を見つけることがあります。意外と長期間にわたり続いているようです。
地味なビーチのウミウシの多い壁では何故かブチウミウシがあちこちで見つけられます。その周りにはアデヤカミノウミウシがこれまたあっちにもこっちにも。先日はその横ででかいミカドウミウシが全力疾走をしていました。このまま泳ぎだしゃせんかいナと見ていましたが、残念ながらそのまま走り去っていってしまいました。
最近、新しいカメラシステムを試したいお客様。初めてカメラを持ち込むお客様など、撮影を楽しむお客様が多いので、人気のウミガメ(かぶりつきで)狙いや、狭いエリアでじっくり考えながら撮影タイムなど、お気軽撮影大会が日々続いております。
カメラの設定や構図などに一つ一つに時間をかけられることもありお客様には好評です。
撮影しながらも、普段よりじっくりと生物たちと向かい合えるため、シャッターを切らずに生き物をじっくりと観察してしまうお客様も出てきています。
思わぬ可愛さや不思議なしぐさを見つけたお客様がとても楽しそうにしているのでこちらまで口元が緩んでしまいます。