2005/06

透視度は雨の影響やら何やらであまりよくない日が出てきました。
水温はまた下がってきて22℃という場所もあります。

コブシメの産卵はそのピークを超えすっかり影を潜めています。代わりと言うわけではないですが、大きなマダラトビエイがちらほらと目に付きます。

ちょっと濁った潮に当たったときには、遠くにスギの大群が現れました。ツバメウオの群れも、近づいてきたのは数匹のみですが、やはりその奥には大きな群れがぼんやりと見えることがあります。
ジョーフィッシュ、ハナヒゲウツボはかなりナーバスで近づくときにはかなり神経を使います。うってかわってクマノミ、ミツボシクロスズメは、その性格のキツさが大爆発。あちこちで威嚇音が聞こえたりダイバーにアタックする姿が見受けられます。当然、産卵から卵を守る様子があちこちで観察できます。????スズメダイが砂地にすり鉢上の産卵床を作っていましたがこの人たちはこんな産卵行動をするんだったのでしょうか?

体験ダイビング中には、クマノミの産卵の瞬間が、ファンダイビング中には孵化を見ることが出来ました。どちらも感動の一瞬です。

そして同じダイビング中にせっせと捕食をしているミミズハゼの仲間も目撃しました。あまり表に出てこない魚なので出来ればじっくり見てみたかったのですが、やはりそこは体験ダイビング中。残念ながらその場限りの出会いとなってしまいました。

ボートダイビングでは、ここ最近まれに見る透明度の悪さにあってしまい、しかも透視度10m程度。お客さんには「伊豆半島のようですね」とのご指摘を頂いてしまいました。それでも出てくる魚はウメイロモドキがどっさりとか、キンギョハナダイやハナゴイの群れの乱舞。ベッタリと着底している大きなマダラエイ。マイホームでお休みのアオウミガメと屋久島らしさを堪能させてくれるものでした。

淡水域ではじわじわと水温が上がっている気がしますが、それでも17~19℃。浅い場所がほとんどなので、陸上が明るければ日差しが差し込みとても暖かく感じます。(感じるだけですけどね)
アユの遡上は場所にもよるのでしょうがまだ序盤と言うところです。ボウズハゼは中層を泳ぐ幼魚が減ってきて着底し始めているようです。直底して暫くの間がボウズハゼの一生に間で最もその背びれが美しくなるときだと思います。ヨシノボリも婚姻職でしょうか?オス(かな?)と思われる個体は背びれの縁が黄色く、体色は赤みを帯びてきて派手ないでたちとなっています。ディスプレイらしき行動と縄張り争いと思われる行動がどちらも観察できます。]]>

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