講師のお仕事

以前、わが子のお世話になっている小学校の川遊び(?)を一緒に楽しんできたことをご報告いたしましたが、今度は、もう少し話が大きくなりまして・・・。

昨年は、環境文化村財団からのお仕事で「出張屋久島研究講座」の講師として小学校とのお付き合いが始まったのですが、その年の川遊びの先生として、そして今年も川遊びの先生(兼父兄)として、さらに今回は教員研修(先生方の研修会)と家庭教育学級(児童と父兄で参加する校外学習イベント)の先生としてお招きいただきまして、春田浜ネイチャーウォッチングリーフで「サンゴの健康診断」をやってきました。

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肝心の「サンゴの健康診断」では、昨年の同時期と比べるとデータ的にはそれほど変化がない状況です。

が。

実際のところ、海水浴場として開放されるこの場所では、多くの人たちに踏まれたり蹴っ飛ばされたりしてしまい、若いサンゴ達にはとても苛酷な環境のなか、それでも衰退することなく、しっかりとここで根を下ろす株や新しく根付きつつある小さな株も多く見受けられ、なかなか感慨深いものがあります。

去年は国際サンゴ礁年で何度もやってきたことではありますが、こんなに年齢層が広く、そしてひとりで遣り繰りするのは初めてです。参加者のはずの先生方や父兄の皆さんのお手伝いとあたたかいご協力をいただきながら、なんとかイベントを無事に終えることができました。

なにしろ小学校一年生から先生までの非常に幅広い年齢層の皆さんの先生をするという、なかなかハードルの高い一日。いつものお仕事とはかなり毛色の違う内容なので、緊張しまくりではありますが、やはり楽しい!

そんな状況ですので、残念ながら時間中の写真は一切ございません!だってそんな余裕なかったんだもん・・・。
(同じ場所で撮った可愛い赤ちゃんサンゴの写真で許してくださいまし・・・・)

容赦なく襲い掛かってくる(笑)子供の素朴な疑問と鋭い視点と先生がたの理論的な質問。そして、ふりそそぐ参加者皆さんの興味に満ちた目と、地元の海での新しい発見に輝く瞳。

講師として呼ばれてはみたものの、僕のほうが多くのことを教えてもらい、そしてたくさんの知的な刺激をうけ、本当に感謝感謝です。

というわけで、今回のわたくしは、父兄で、先生で、先生の先生で、海遊びのインストラクターというなんとも楽しいポジションをこころゆくまで堪能させていただきました。

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