其の拾 ガイドの動きを見てみれば・・・。

我々現地サービスをご利用いただくお客様には、ことファンダイブの場合には「ガイド」という形で我々をご利用いただくわけですが、さて、この「ガイド」さんに何を求めたもんでしょうか???

本来、「ガイド」は案内、またはそれをする人(from wikipedia)ということになっておりますが、この案内というのがなかなか解釈に困るもの。
こと、最近はガイドに対して厳重な安全管理を求める声も聞かれたりしてますけど、今回は(基本的に)安全以外のお話です。

おおよその場合、いろいろな生き物を見つけてくれて、こっちに見せてくれるってのがわりとオーソドックスなご案内なのではと思いますが、その生き物を追い散らかす。巻き上げて濁らせて見えにくくなっちゃう。ってあんまり見ないですよね。逆になぜかガイドさんは接近できてる。近くでコマコマ動いているのに周りが巻き上がったりしてない。なんて景色は記憶にないでしょうか?

そんなことが出来ると、もっと近くに行けたり、もっとスマートに遊べたりきっと出来ちゃうはずですよね。
そうなれるように、まず、ガイドさんの挙動をよく見てみましょう。

とりあえず、まずは動きのコントロールがしっかりしてるということ。

前にも(っていったい何時のことだよって(笑))書いたことがありますが、自由に進む、止まる、曲がる。水の中だから当然これに上下が入って、浮く、沈む、止まる。っていうこと。すべて自由自在に、思い通りに動きたいところ。

最近、ダイビングのスキルにおいて「トリム」っていう単語をよく聞くようになりました。水中での姿勢、体勢のことです。そして、この動きを実に優雅に実践されているのが、この映像。われらがJAUSの関連映像ですが、ダイビング一本分の挙動(緊急時対応含め)がこの映像に集約されています。

こんな風に自由自在に水中で動きをコントロールできるようになりたいところです。もちろん練習は必要ですが、興味がある人はガイドさんに聞いてみたりしてください。団体によってはもしかしてスペシャルティとかあったり出来たりするのかな?もちろん、JAUSのプライマリーコースでもこのあたりキッチリやってます。ご都合が合えばぜひご参加を!

ま、やたらバタバタしないで、フィンを上手に使って体をコントロールしましょうってことなんです。

でもだからって言って、手をパタパタ動かすのだって決して無しってわけじゃない。スカーリングっていうシンクロとかでも使う手の動き。実際はちょっとした方向転換とか、減速。あるいは止まる際のブレーキとしても使える大変に便利な代物。

また、この動きとは方向性が違いますが、「すいーっ」とか「す~~っ」とかそんな感じで、漂いながらいつの間にやら、あるいは惰性でするする~っって、進んで行ってるガイドさんもよく見かけると思います。
残念ながら資料映像はありませんが、まるで魚やなんかみたいにばたつき感なく自然に動いてます
要は、見た目にもうるさかったりしないスムーズな動きなんですよね。

これって、たぶんですけど、一番周りの水をかき回してない進み方だと思うんですね。

自分は動いても、周りの水は極力動かさない・・・。
そんなダイバーになりたいと思う今日この頃・・・。のまま、かれこれ四半世紀にもなろうかと(笑)

どこまでも勉強だね。こりゃ(笑)

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