ポイント


屋久島は、ダイビングの知名度がまだ低く、ダイビングサービスもここ最近、一気に増えてきた状態です。

ダイバーの増加とともに、ポイントのオープン、クローズが出てきております。情報はなるべく更新するようにしておりますが、掲載のポイントが常に潜れるとは限りませんし、掲載以外のポイントも利用しますので、予めご了承ください。

屋久島は一周130km強と大変広いため、1日に潜れるダイビングポイント選定に制限が出てきてしまいます。おおむね、風向きによって、島の南側と北側のポイントを使い分けています。北よりの風のときは南部中心、南よりの風のときには、北部中心という具合です。このように南北にポイントを分けると、移動時間などに多くの時間を割かれることもなくなり、効率良くダイビングを行なうことが出来ます。(但し状況により、南北のポイントを移動する場合もあります)

また、島の西側は、フル装備で、おりられるような場所が殆どなく、ボートダイビングのみ可能となります。

ここでは、比較的良く使うビーチポイントをご紹介いたします。

(*マークは、スタッフの個人的な思い入れコメントです)




北部

サンゴの類も多く、色彩豊かな魚が目につくため、南の海的な雰囲気が強い。

北よりの季節風が吹きやすい冬はあまり潜れませんが、夏は、こちら側のポイントにも行く事が出来るようになります。

一湊(湊油タンク下)(いっそう)

岩場よりのエントリー(ちょっと大変)。屋久島有数の珊瑚群生ポイント。ハタタテダイの群れや、ハナヒゲウツボ、ピグミーシーホースもよく見られている。魚の種類が多く、回遊魚も良く現れる。ときに流れあり。最大水深28m。

*イバラカンザシの放精と放卵を確認。すっげー感動的だった。

*バイカナマコに潜むオオモンイザリウオの幼魚発見!こんなとこに隠れるんだ〜と妙な関心をした・・・。

一湊(クレーン下)(いっそう)

砂浜、または、ゴロタ石よりのエントリー。砂地が多く、消波ブロック周辺では、ハゼの仲間が多く見られる。水深が浅く、流れも無いので、初心者でも安心して潜れる。夏場は、オヤビッチャの産卵や小型回遊魚の捕食シーンなども見られる。横の砂浜はカメの産卵場所なので、カメも比較的多い。最大水深10m。

*イルカが通りかかるも、声のみで姿が見えず。悔しかった。

*水深4m程度の場所で、イトヒキアジ、ロウニンアジ、オニカマスなどが出現した。恐るべし・・・。

一湊(管理棟下)(いっそう)

砂利浜よりのエントリー(車からここまでが遠いのが難)。キンチャクダイ、ベラの仲間が多く、ガーデンイールも見られる。珊瑚も多く、湊油タンク下と並んで南国チックなポイント。最大水深30m。

*エントリー場所近くでゼブラウツボ発見。時々ここに来るらしい。

元浦(もとうら)

砂利浜よりのエントリー。通常のダイビングで水深10mを超えることはまず無いが、泥質からサンゴ、岩礁までの豊かな水底環境と、それに伴う生物層の豊かさは屋久島でもトップレベル。特にマクロ好きにはたまらない生物が盛りだくさん。カメラ派には、マクロねらいがお勧め。水深が浅く、流れも無いので、初心者でも安心して潜れる。最大水深12m。

*魚種確認の数は屋久島最多。1pのヘコアユ、オオウミウマの親子、ナンヨウツバメウオの幼魚など、珍品多数。浅い場所での目撃が特に多い。

志戸子(しとこ)(YMS開拓ポイント)

コンクリブロック、または、離水サンゴの浜からのエントリー。大きなサンゴ群落があり、魚の種類も多い。パッチリーフの風景は屋久島一。カメラ派ダイバーは、ワイドで攻めるのもお勧め。移動距離も少なく、水深も浅めで、初心者でも安心して潜れる。ときに弱い流れあり。最大水深14m。

*ここのサザナミサンゴの群落には晩冬から初夏にかけて大きなコブシメが産卵に集まります。求愛、交接、産卵、孵化。生命の移り変わりをじっくりと観察することが出来ます。

*よくサンゴの割れ目にカメがはまって寝ていて可愛い。

*ナマコについている小型甲殻類や小さな魚(正体不明)がとても多く、一時期すっかりハマっていた。

*自然光の風景写真をそれはもう、たくさん撮ったが、僕の腕の悪さが判明しただけだった。素材は最高なのに・・・。

*コブシメの産卵を観察できた!他のポイントではなかなかみる機会はないのにここでは時期になると毎日観察できる



河川部

安房川(あんぼうがわ)

屋久島最大の河川。砂利や砂浜からのエントリー。カヌーツアーが非常に多く開催されており混み合う時期はあまり行きませんが、日ごろ見慣れない汽水域の生物や景観に出会うことが出来ます。夏でも結構水温は低く、ましてや冬場は極寒(?)です。比較的早い時期からドライスーツの用意が必要かもしれません。



南部

岩場のポイントが多く、回遊魚、ウミガメなどとの遭遇率が高く、豪快な地形が多い。

こちら側のポイントは、通年、比較的安定して潜れます。

麦生(むぎお)

磯からのエントリー。狭い水路をくぐ抜けると、巨大な根が水底からそそり立ち、迫力のある地形を形成している。ウミガメやマダラトビエイ、回遊魚との遭遇が期待できる。何故かウミウシの仲間も多く見られる。ときに流れあり。最大水深30m。

*信じられないような狭い水路にマダラトビエイがうろついていたことがある。こっちも驚いたがそれ以上にエイの方が逃げ場を求めて大パニックに!

*でかいウミカメに後ろから当て逃げされた。すごく痛かった。

尾之間(おのあいだ) (YMS開拓ポイント)
(港湾工事のため海況に関わらず、潜水できない場合があります)

スロープからのエントリー。比較的平坦な海底地形で、マダラトビエイ、ウミガメなどとの遭遇が期待できる。少し遠いが、小さなケーブもあり、ハタンポやイットウダイの仲間、甲殻類も観察できる。浅いところでは、マクロ系の生物も豊富で、マクロ好きにはたまらない。クマノミとイソギンチャクの共生も多く見られる。ときに流れあり。最大水深18m。

*ツバメウオは好奇心が強く、よくダイバーにまとわりついてくる。絶対に、追っかけたりしないでください。人嫌いになっちゃうから。かと言って、餌付けも禁止。魚の体に悪いから・・・。

*なんとマンタ出現!!

*残念ながら港湾工事の後、ツバメウオの群れはいなくなったままです。再び定着することを祈るばかりです。

平内(ひらうち)

スロープからのエントリー。水底から大きな根が立ち上がっていて、大きなイソバナもついている。この豪快な地形は一見の価値あり。アカモンガラなどが多く見られ、回遊魚、ウミガメなどとの遭遇が期待できる。別ルートではダイバーが何人も一度には入れるようなアーチもある。岸近くに小規模な珊瑚群生があり、珍しい生物も多い。ときに流れあり。最大水深30m。

*一発ギャンブルっぽいポイントですが、出るとすごい大物が来る。ロウニンアジ(1.5m以上)ツムブリ群れ(もう魚の壁・・・。)など。

*なぞのテグリ発見、派手な模様で、なおかつデカイ。いまだに種名がわからない。

湯泊(ゆどまり)

磯からのエントリー。回遊魚、マダラトビエイ、ウミガメとの遭遇が期待できる。特にマダラトビエイは群れでいることもあり、その光景は圧巻。岸近くでは、小規模な珊瑚群生がいくつかあり、さまざまな生物が見られる。海中に湧き出す温泉もある。ときに流れあり。最大水深25m。

*元気に中層を泳ぎ回るテングカワハギのペアを見た。何故だ・・・?

*マダラトビエイ20匹の整列、迫力満点だった。去っていくときも整列したままだった。

栗生(くりお)

離水サンゴの浜からのエントリー。おそらくは、屋久島で最もメジャーなダイビングポイント。広大な離水珊瑚礁がおりなす地形はアーチあり、光の差し込むケーブありと、見所満載。水温が高い期間は、かなりの確率でウメイロモドキの大群が見られる。他にもハギの仲間やフエダイの仲間などの大きい群れが多い。ガーデンイールのコロニーもある。熱帯性の魚が多く、魚種もすこぶる豊富。エントリー直後から、最深部までまんべんなく魚が多いのも、ここの特徴。マクロからワイドまで楽しめる。ときに流れあり。最大水深18m。

*とにかくウメイロモドキが多くて、お客さんに「あれ、ウルサイ。」といわれてショックだった。

*おそらく屋久島で一番気の強いクマノミがここにいる。ダイバーが、カチカチ威嚇音を出されるのは当たり前。噛まれた人もたくさんいる。しかし、ほとんどの人はその事実に気づいていない。PS 寿命だったのでしょうか?いなくなってしまいました。