屋久島、海の安全装備「マウスピースの衛生管理」

一般的にダイビングショップのレンタル器材において、マウスピースは使いまわされていることがほとんどです。

昨今、救命救急活動などにおいても、口腔・粘膜などの接触による感染予防に、より慎重な対応が求められてきております。
当然、レギュレーター用マウスピースは完全に口腔にはいるので、感染予防の観点から、今後、より丁寧な運用が求められるべきです。

理想的には、参加者全員にマウスピースをご用意いただきたいと考えておりますが、現行プログラムの料金に追加して、マウスピース代をお客様にお願いすることになってしまうため、基本設定としては当店でもマウスピースの使いまわしをさせていただいております。

もちろん、今まで通りの運用でもご心配いただかなくてもよいように、洗浄、消毒など衛生面に配慮を欠かさぬようにしておりますが、気になるお客様は、状況をご理解いただいたうえで、マウスピース(C/Bマウスピース2000円)のご購入をお願いいたします。潜水後にマウスピースはお渡ししますので、今後のダイビングにご利用いただければと思います。もちろん、既にお持ちのマウスピースの持ち込み(固定用タイラップ、クランプなどもお持ちください)にも対応いたします。

衛生的な観点から、YMSでは、マウスピースについては都度、2ndステージ等周辺の器機については、素材や利用状況などを考慮しつつ、洗浄のうえ、塩素系薬剤(食品添加物)、アルコール(食品添加物)を利用しての消毒を行っております。

衛生面からとは言え、薬品の使用に不安のある方もいるかもしれませんが、塩素系薬剤は漂白剤、消毒液として、台所や乳幼児の哺乳瓶などでも使用されています。その残留性は低く、流水などで容易に洗い流せるものです。消毒後間もなくの使用でも、海水ですすぐなどを行なえば薬剤の影響は残らないものと考えられます。また、どちらも、食品添加物として認められているものです。

マウスピースについては、先に使用した人との共有における、感染の防止を目的とするものであり、使用時のマウスピース自体の除菌、滅菌を目的としたものではありません。極端なことを言ってしまえば、海水自体が無数の微生物や不純物の住処であり、利用状況から考えても完璧な除菌や滅菌は不可能です。

できるのならば、すべての器材をというご意見もあるかと思いますが、一般的な消毒薬品や消毒過程(薬品、紫外線、熱など)の多くは、器材に対して劣化、腐食などという形で影響を及ぼします。このあたりについては、バランス感覚も必要となってくるかと思うので、状況に応じて各種器材の衛生管理、消毒処理をおこなっていきたいと考えております。