最近の気になる・・・。“尻尾を巻いた・・・”
さまざまな人の目によって、いろいろと珍しい姿の甲殻類が紹介されるようになった昨今。その地位が少々脅かされつつある気がしないでもないこの御仁。
そんなことを言いながらも、これまた、宿主を見つけると、ついついその存在を探してしまう（僕の癖でしょうか？）“ムチカラマツエビ”でございます。
その絶妙な隠れ具合といい、よく見ると可愛いともいえなくもないその姿。
個人的には、やはり「お気に入り」であることに間違いはございません。
さて、そんなこんなで、今日も今日とて、ついついその姿を探しておりますと、「お、居た居た！」と何匹かその姿を確認していたのですが、どうも様子が変な子が一匹・・・。
「な～～～～～んか、微妙に寸足らずのような・・・」
さて、どこかおかしいところわかりますか？
そう。尻尾を巻いちゃってます。
案外細かいことですが、普段はたいてい、しっかりと尻尾を伸ばした状態でヤギやらなんやらの細い体の上にへばりついているのですが、なぜだかわかりませんが、この子はこの状態のままじっと這いつくばっております。
我が家には犬がいるのですが、犬ならすっかり怯えちゃってるこの仕草。
思わず、「なんか辛いことでもあったんかい?」と声をかけそうになりましたが、よくよく考えてみれば、僕がカメラを持って迫っているという状況。彼らにとっては恐ろしい状況に間違いはございません。
実際のところは、本人に聞いてみないとなんともいえませんが、結局「すまんすまん・・・」と心の中で謝りながらその場をあとにしたのでした。
次の出会いの時には彼（彼女？）の尾ははたして巻いているのでしょうか？
それともピンと伸びているのでしょうか？
