最近の気になる・・・。“中性浮力?”

最近の気になる・・・。“中性浮力?”

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海の中が生活の場である魚達。さすがに金槌というのは無いようでございますが、やはり多少の得手不得手というものがあるわけで、泳ぎがあまり得意ではない方々もいらっしゃるのでございますよ。
写真は被写体として人気のある“クダゴンベ”ですが、上の写真になんか違和感を覚えませんか?(ただし、そのいい加減なアングルは除く)

そう、こいつ浮いてるんですね・・・。

ダイバーにとってはお馴染みの中性浮力という状態に近いようにも見えますが・・・。

実は、このゴンベの仲間達。どうやら浮き袋というやつが余り発達していない模様。当然、中性浮力は彼らにとって苦手の部類にはいるものなんですね。
だからして、こいつらの基本姿勢は下の写真のように何かに“どかっ”と乗っちゃってる体勢なんです。

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で、最初の写真に話が戻るわけですが、この子、僕が見てる間(同じ場所でほかのクダゴンベをお客さんが撮影していたのでけっこう長く見てましたけど・・)ずっとこの“なんちゃって中性浮力”の体勢でした。
もちろん、よくみればこの状態を維持すべく、鰭を細かく動かしまくり。
あと10センチも動けば乗れる枝が出てるのに・・・。

いったいなにがあなたをそこまで一生懸命にさせるのか????

自分のお客さんがこんな状態だったら「まあまあ、落ち着いて・・・。」となること必至なのですが・・・。

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