最近の気になる・・・。“ワンポイント”

最近の気になる・・・。“ワンポイント”

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うちの若い衆も書いておりましたが、南の島だというのに、なにを血迷ったか17~18度という屋久島の淡水域。

この極寒(すいません、体が暖かいのになれちゃってるもんで17度はすごく寒いんですよ・・・)の川で、いつもはヨシノボリのケンカなんかをのぞきに行って、その戦いを堪能してくるのですが、そんな中、戦いなどとは無関係に僕の目を引くかわいい姿がございます。

ボウズハゼの若い衆です。

中層を泳いでいるような幼魚の時期や、完全な成魚になるとこの色は消えてしまうのですが、底性生活をはじめてしばらくしたころに、背びれのオレンジが美しく発色してくるみたいです。さらに、ちょうどこのころが顔つきも可愛いもんで、もうたまりません。

すっかり僕の心と視線はこのオレンジのワンポイントに釘付けです。

というわけで、トップページ画像にもこれ使っておりますので、タイミングしだいでは、この上に出てくるかも???

ちなみに、以下、3年前に別ブログで書いてた記事。結局、人の好みはそうそう変わらんということのようですね。

「鬼も十八、番茶も出ばな」などと申しますが、一生のうち、とても魅力ある華やかなひと時はどんなものでも素敵に見えるものです。冷静に考えれば、一般的に地味な淡水魚。やはり華は無さそうにも思えます。
屋久島で見られる淡水魚は、ペットショップなどで見られるいわゆる熱帯魚に比べるとその色彩や模様は、やはり地味といわざるをえません。しかし、和の淡水魚は、つつましくも落ち着いたまさに和風の華を持ち合わせているように感じます。
そんな中でも個人的に思い入れのあるのが、このボウズハゼの若魚です。
一生のうち、遡上直後の遊泳主体の生活から一人前の印の底性生活へ移り変わる頃の、一生のうちほんの少しの時期だけ、そしてその小さな体の一部分にだけとても素敵な装いをするのです。
それがこの背びれの橙色です。
直径で言えばほんの1ミリから大きくても4ミリ程度の小さな小さな装いですが、僕はこの姿を見ていると、このつつましくも華やかな装いが、とても愛おしく感じられてくるのです。

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