屋久島の海で、育児放棄?

写真の魚たちが育児放棄をしたわけでも、されたわけでもありません。

魚たちが向いている壁の紫色の部分はほかの魚の卵です。

いつもなら親魚たちが必死に卵を守り、啄ばみにくるほかの生物を撃退するのですが、水温が低いせいか?はたまたほかの要因か?すっかり育児放棄をしてしまい、ほったらかしになっています。

そうなれば、逃げもせず、反撃もしない卵たちは、ほかの生き物にとってこの上ないご馳走です。

いつもならよるここまで近づくことはなかなかできないチョウチョウウオも、目の前にご馳走が並べられれば、食欲には勝てないようで、いつもならありえないような勢いと大胆さで、卵を食べまくります。

悲しいかな、われわれは何もなす術はありませんし、その権利もありません。

その育児放棄の末路を、ただ見守るばかりです・・・。

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