2008/05

一時は20度にまで下がった水温もやっと持ち直し、といってもまだ22~23度・・・。

透視度は場所で大きく変わるのでなんとも・・。いいところでは20mを軽くクリアですがそうでないところは・・・。

入梅に伴い雨の影響も少なからず出てくるでしょうから、陸上での軽い防寒装備はまだあるといいかも。

水温ががっちり下がったあたりに潜りに来てくれたお客さんが「ひたすらキンチャクガニを探しまくりたい!」と言っていたせいなのかどうなのか、その後も石の裏側がやたらと気になる日々が続いております。

水温が持ち直してからキンチャクガニはぼちぼち見つかりやすくなり(それでも例年よりは少ないかなあ)一昨日はちょいと探しただけで6キンチャクガニでした。うち2匹は抱卵しておりました

キンチャク探しの過程で外野もなかなか面白い感じ。

クビナシアケウスやらやたらちっこいフリソデエビなんかもぽちぽち出てきます。

この岩の裏ウォッチングという一見地味~~な作業に魅力を感じる方。

ただいま募集中です(笑)

お申し込みをお待ちしております!

台風やら前線やらの影響でよろしくないコンディションが続いておりました。

うねりもばっちりはいっていて、透視度も落ち、挙句、水温も21度くらいの場所まで出てきちゃいました。

とはいうものの、場所によっては23度程度のところもあり、水温低下は一時的なもののはず、いやはずであってくれという感じ・・・。

水中でも揺れる場所では魚たちの挙動は時化モード。変な活性で落ち着くなく動いておりました。

そんな中、クマノミの産卵は着々と進行中、間もなく孵化するような卵もあちこちで見受けられます。親は強し。せっせと卵の面倒を見ております。

浅場にうっかり腰を落ち着けてしまったコブシメは、産卵後の個体でしょうか、妙にお疲れのご様子。そっと手を伸ばしてみたらあっさりと触れてしまいしかも逃げないものだから、こちらもびっくり。

うねる砂地で栄が少ないなあと思いながらうろついていたときには、突然オオセがゆらりと出現。

海の中は、コンディションにかかわらず、彼らの生活が脈々と紡がれ続けます。

台風の影響の出る直前に漁協の依頼で、普段ボート出船をお願いしている船長さんと一緒にイカの産卵床の調査に行ってきました。

こういうときに限って嫌というほどクリアな海。

ガイドのときにこういう風になってくれなきゃなどと思いつつ、産卵床をさがしつつ撮影をおこなっていました。

産卵床がアオリイカの卵でびっちりのところもあれば、すっからかんのところもあり、なるほどそりゃ子供を置いていくんだから僕たちにはわからないちょっとした違いでも、環境にはうるさいんだろうなと変な感心なんかして・・・。

水温23~24℃ 透視度25~30m超。

産卵床のみを追っかけていたものの、魚のほうから寄ってきたりしたのでツムブリとカンパチはばっちり至近距離で遭遇というか観察されてた感も高かったり・・・。

だからガイドのときに来てくれって・・・。

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