2006/6

海況は復調の兆しありです。透視度は20M前後。水温も23~24度となってきました。とは言うものの、豪雨から始まった連日の雨模様で、再び透明度は落ちそうな予感。屋久島らしい梅雨の到来です。
海の中では透明度とは裏腹にさまざまな魚たちの活性があがってきており、多くの生き物たちに食べられる運命の、雲のように広がる極小甲殻類や稚魚の群泳をかき分けて進むようなダイビングです。

このおいしい雲をじっくりと見ていると、多くの生き物が捕食に来るのでいろいろな捕食シーンを観察することができます。

魚ごとに癖があるので、じっくり見ていると新しい発見があるかもしれません。

コブシメはわずかながら産卵している個体が増えたようで、求愛から喧嘩まで、観察できる機会が増えています。

キンチャクガニは相変わらず多くの抱卵個体を見かけます。
まだ恋の季節なのか、極狭い場所に集中する傾向があるようです。

ウミウシも同じように、一匹見つけたらその周囲を少し捜すと同種のウミウシがお相手を探しているところを良く見かけます。当然産卵中のものや、交接中のものを確認する機会も少なくありません。
それにしても時間のかかる恋愛模様です。

産卵シーズンということもあり、ウミガメは相変わらず堅調です。体験ダイビングでの遭遇率もなかなかの感じ。雨に負けずにチャレンジする価値ありです。

河川部は雨の影響で入れない日も多く、また、降雨のたびに多少の水温低下を見ています。一度は18度を超えるかと思われた水温も、日々の降雨で16~17度前後で推移しています。

それでもヨシノボリの喧嘩はいたるところで繰り広げられており、マスク直前数cmのところで威嚇行動をされたりして、コンパクトカメラを構える隙すらないこともあります。

2ダイブ後のオプションでいかがですか?

海況は、少々ざわつきがあるもののそれほどは、気にならない程度です。
水温は、徐々に上がってきて24~26℃ほどあります。
透視度は、変動は激しいですが7~20m程度です。

ここ最近の逸品
エントリーをしてすぐの浅瀬の所でいきなりギラギラ光っている大きな物が通りすぎたのでビックリして見て見ると、そこにはなんと、巨大なイトヒキアジの成魚がなんと2匹も浅い所を行ったり来たりとグルグルと回っていて猛烈に感動しました。

その他のエキストラの皆様
キミナゴの大群、ニセゴイシウツボ、コブシメ、ジョーフィッシュ、カメ、ツバメウオの幼魚、サツマカサゴ、ナヌカザメ、シマアジの幼魚の群れ、クロホシハゼ、オビテンスモドキの幼魚、シモフリタナバタウオ、ギンガメアジの幼魚、などでした

海況は、ここ最近の風は南風が多くなり海上は、安定し良好です。
水温は、25~27℃あり段々夏の温度に近くなって来て、水の中も快適になってきました。
透視度は、日によっては違いますが、10~20m位です。

ここ最近の一品
ここ最近、ジョーフィシュをよく見かけるようになってきました。だんだん夏になるんだなと思いながら様々なジョーフィシュを観察をしていると、ほとんどの子たちは、近づくと穴に入ってなかなか出てこないのですが、オレンジまだら模様のジョーフィシュだけが顔を15cm位まで近づけても、なかなか穴に入らないのでしばらく様子を見ることにしました。
なかなかおもしろいやつでダイバーのことは気にならないみたいでいろいろな魚達が穴の上を通るとさまざまな表情を見せ、上を通る魚には穴から2cmほど顔を出し、口を大きく開けて威嚇をして、小さな抵抗をしていました。そうかと思えば、砂をあさっている魚には一旦穴に隠れてからゆっくりと周りを確かめながら出てきて、その表情は安心した様な表情をしていました。

これからも、このジョーフィシュの様子を観察して行きますので、次回までのお楽しみに・・・。

その他のエキストラの皆様
コブシメ、カメ、ハナゴイ、キンギョハナダイ、キミナゴの大群、ハタタテハゼ、ウメイロモドキ、ネズミフグ、ゴシキエビ、チンアナゴ、ヨスジフエダイ、クビアカハゼ、ウミウシカクレエビ、モンハナシャコ、ギンガメアジの幼魚の群れ、ハナヒゲウツボ、オヤビチャ、カマスの群れ、ツユベラの幼魚、カエルウオ、チョウチョウコショウダイとアジアコショウダイの幼魚など]]>

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