2006/7

海況は復調の兆しありです。透視度は20M前後。水温も23~24度となってきました。とは言うものの、豪雨から始まった連日の雨模様で、再び透明度は落ちそうな予感。屋久島らしい梅雨の到来です。
海の中では透明度とは裏腹にさまざまな魚たちの活性があがってきており、多くの生き物たちに食べられる運命の、雲のように広がる極小甲殻類や稚魚の群泳をかき分けて進むようなダイビングです。

このおいしい雲をじっくりと見ていると、多くの生き物が捕食に来るのでいろいろな捕食シーンを観察することができます。

魚ごとに癖があるので、じっくり見ていると新しい発見があるかもしれません。

コブシメはわずかながら産卵している個体が増えたようで、求愛から喧嘩まで、観察できる機会が増えています。

キンチャクガニは相変わらず多くの抱卵個体を見かけます。
まだ恋の季節なのか、極狭い場所に集中する傾向があるようです。

ウミウシも同じように、一匹見つけたらその周囲を少し捜すと同種のウミウシがお相手を探しているところを良く見かけます。当然産卵中のものや、交接中のものを確認する機会も少なくありません。
それにしても時間のかかる恋愛模様です。

産卵シーズンということもあり、ウミガメは相変わらず堅調です。体験ダイビングでの遭遇率もなかなかの感じ。雨に負けずにチャレンジする価値ありです。

河川部は雨の影響で入れない日も多く、また、降雨のたびに多少の水温低下を見ています。一度は18度を超えるかと思われた水温も、日々の降雨で16~17度前後で推移しています。

それでもヨシノボリの喧嘩はいたるところで繰り広げられており、マスク直前数cmのところで威嚇行動をされたりして、コンパクトカメラを構える隙すらないこともあります。

2ダイブ後のオプションでいかがですか?

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