2006/5

なんということでしょう!
GWだというのに透視度は良くないは(10~15M)、水温は低いは(21~22℃)なかなか回復してきません。

そうこう言いながら、魚たちは活性は高い状態でなかなか賑やかな水中です。
しつこいまでのノコギリハギのメスをめぐる激しい戦い。じっくり見ようと思いはしたものの、戦いは接戦の末、膠着状態にまで陥り、結局勝負の行方に未練を残しながらの撤退となりました。
ヤッコエイも、これまたあちこちで追いつ追われつのなんとも春らしく色ぼけた行動を続けております。ほかにも色ボケかどうかは分かりませんが、黒い5~6センチはあろうヒラムシがこれまたあちこちでウロウロと、いつになく目立つこと目立つこと・・・。
直径1.5Mはあろうかという体躯のマダラエイまで出現。でもこの人が出てくると冷たい潮に突入した証拠。うれしいやら悲しいやら複雑な出会いです。
回遊魚はツムブリ、カンパチがここそこでウロウロと。おまけに連休前のナヌカザメ、オオセに続いて、カスザメまで出てきたり、いったいここはどこなんでしょう?
水面直下では、この時期の風物詩、もじゃこ漁の選別後の落し物、ハナオコゼが小型のキビナゴか何かを飲み込んだ直後の、おなかをパンパンに膨らました状態でよろよろと泳いでおりました。

GWのあわただしい日々もすっかりあけて、屋久島の人里にも、ノンビリとした雰囲気が戻りつつあります。海はそんな人間の都合とは無関係に、着々と賑やかな夏へとその歩を進めております。このGWはその片鱗をあちこちで見ることのできるシーズンでありました。カンパチやツムブリなどの比較的大型の回遊魚がかなりの至近距離で確認ができています。その群れの中に中型のイソマグロが混じることもしばしばでした。もちろんその餌となるキビナゴも接岸していたのは言うまでもなく、キビナゴ自体の群れも一見に値する見事な形を刻々と変えていました。

オウモンイザリウオは数日間にわたりひたすらじっとしておりました。その姿勢も変わっていなかったのですが、ちゃんとご飯は食べているのでしょうか?今後の動きが気になるところです。

また、最近はトウカムリガイの追跡もマイブームになっています。砂地に落ちているさまざまな手がかりを追跡すると、お土産やさんでおなじみのトウカムリガイを発見できます。動きの少ない貝の仲間も、チョット良く見ればその暮らしの一端をちゃんと見せてくれています。

砂地を潜り歩く?小型の貝類もあちこちにその痕跡を残しているので

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