1999/11

99/11/30

最近の海洋状況を取りまとめてUPします。海水温はだんだん下降してきていて、ポイントにもよりますが、現在24~25度前後です。透明度は、 15~20m程度。最近、開拓したポイントは、原(はるお)と中間です。中間は、常にある程度の流れがあり、回遊魚などの大物が多く見られます。また岩陰 には、テングダイも確認できます。流れをよけて岸近くに行くと、入り組んだ水路があり、キンチャクダイの仲間(特にサザナミヤッコが幼魚から成魚まで)が 数多く観察できます。原は、潮汐等の理由により、流れがあったり無かったりしますが、かなりの確率でウミガメを見ることが出来ます。調査中の最大目撃数 は、1ダイブで12頭。1ヶ所で5頭が休んでいるときもありました。また回遊魚も多くギンガメアジの群れはほぼ100%、調査中びっくりしたのは、 40~50cmを超えるギンガメアジが、軽く数千匹以上はいるかと思われる大きな群れで、我々に向かってきたことです。この光景は、まるで、セブやシパダ ン等を思わせる迫力のあるものでした。この群れは数回に渡り確認できているので、この周辺に定着している可能性も考えられます。今回の調査では、エント リー地点そばで、大型のカミソリウオのペアも確認しています。

99/11/16

11/14 今日は栗生と尾之間を潜りました。栗生では、ハギ類、アカヒメジ、イスズミ、スズメダイ類などのかなりまとまった魚群を見ることができます。 特に珍しい魚ではないですが、クマノミをじっくりと見ていると、かなり若い個体が、ハーレムのボスになっていて、水中で彼女ら(クマノミのハーレムのボス は♀)の威嚇音を聞くことができます。尾之間では、定番の魚種が安定して確認できています。奥の小ケーブでは、アカマツカサを筆頭に、イットウダイの仲 間、ハタンポの仲間、甲殻類の仲間、そしてオイランヨウジのペアが確認できます。加えて、今日は、1m強のオニカマスも出現し、なかなか楽しいダイビング ができました。

11/13 今日は平内と尾之間を潜りました。平内ではハギ類、ヤッコ類が多く確認できます。そして、今日はエントリー地点近くで中型のアオウミガメ (♀)も出現しました。また、キンチャクガニなどのマクロ系の生き物も数多く見ることができます。尾之間のツバメウオを見ていて気が付いたのですが、大き く2つの群れに分かれています。比較的若い個体の群れと完全な成魚の群れです。ダイバーに興味を持って接近してくるのは、若い個体の群れで、その中でも、 特に若い2個体は、とても人懐っこく、時には、ダイバーのあとをついてくることもあります。

99/11/01

10/31 今日は平内と尾之間を潜りました。平内のゴマテングハギモドキ等のハギ類、サザナミヤッコ等は、とてもフレンドリー(かってな解釈ですが)な ので、ジッとしているだけで、向こうから接近してきてくれます。巨大な岩礁をバックにこれらの魚達が寄って来る光景は迫力満点です。(今日はあまりいませ んでしたが)タイミング如何ではこれにカンパチやツムブリ、カツオなどの回遊魚も花を添えてくれます。そうかと思えば、キンチャクガニやフリソデエビなど のマクロ系の生き物も見ることができます。尾之間では、ツバメウオをじっくり観察をしていたのですが、やはりジッとしていると魚達のほうからこちらに寄っ て来るので、これまた至近距離で色々な魚を観察できました。今日はここで、ツムブリの大群まで出てきてくれて、とても楽しいダイビングとなりました。

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